第7回「夢の値段」フットゴルフは、賞金を稼ぐためにやるスポーツではない。

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Dear Wonderful Footgolf TKMASA INSIGHT

夢の値段

文 / TKmasa(大阪フットゴルフ協会)

夢には、お金がかかる。
それはフットゴルフも例外ではない。

フットゴルフを続けていると、よく聞かれる質問がある。

「年間どれくらいお金がかかるんですか?」

今回は少し生々しい話をしたい。

フットゴルフ選手の活動資金についてだ。

夢のない話に聞こえるかもしれない。

でも、競技としてのフットゴルフを考える上で避けては通れない話でもある。

一度の遠征で、いくらかかるのか

私は大阪を拠点にジャパンツアーへ参戦している。

現在のジャパンツアーは関東開催が中心だ。

例えば栃木県で大会が開催された場合。

まず大会参加費が必要になる。

12,000円の大会が2日間。

合計24,000円。

続いて移動費。

大阪市内から栃木県まで約600km。 往復すると約1,200kmになる。

高速代は往復でおよそ20,000円。

燃費をリッター15km、ガソリン価格を180円で計算すると、 ガソリン代は約14,000円。

さらにホテル代。

前日入りし、大会終了後に帰る。

2泊3日で約12,000円。

そして練習ラウンド。

約5,000円。

これらを合計すると、 一度の遠征で約75,000円。

決して安い金額ではない。

年間で考えると

これが月に一度ある。

年間12大会。

75,000円 × 12回。

およそ90万円。

さらに、

日本フットゴルフ協会ライセンス
ボール代
練習費
食事代
消耗品

これらを加えると、年間100万円を超える選手も珍しくないと思う。

もちろんプロスポーツと比べれば小さな金額かもしれない。

ただ、会社員として働きながら続ける競技として考えると、決して軽い負担ではない。

フットゴルフは、賞金を稼ぐためにやるスポーツではない。

ちなみにシニアカテゴリーの優勝賞金は、2万円(2026シーズン)だ。

遠征費を考えれば、優勝しても赤字になることがほとんどである。

だから多くの選手は賞金のために続けているわけではない。

勝ちたいから。

日本代表になりたいから。

世界と戦いたいから。

その想いだけで続けている。

ブロミスタ
OFGAでは年に一度、国内最大規模の賞金大会も開催している。こうした大会が少しずつ増え、より多くの選手が賞金を手にすることが当たり前になれば、フットゴルフ界のさらなる発展につながるはずだ。

競技者が減っている理由

私がフットゴルフを始めた2018年頃。

関西からは6〜7名ほどがジャパンツアーへ参戦していた。

中国地方からも遠征組がいた。

しかし現在、関西から継続的に参戦している選手は私を含めて2名ほどになってしまった。

理由はひとつではない。

時間。 仕事。 家庭。 そして資金。

さらに2025年から、日本フットゴルフ協会ライセンスの取得が必須となった。

年間15,000円。

大きな金額ではないかもしれない。

しかし、

「今年は数試合だけ出てみようかな」

そんな選手にとっては、確実にハードルになった。

結果として、西日本からジャパンツアーへ挑戦する選手は大きく減った。

競技者が必要な理由

私はよく、

「フットゴルフをやる場所を守るためには競技者が必要だ」

と話している。

競技者はルールを学ぶ。

マナーを学ぶ。

そして次の世代へ伝える。

もしフットゴルファーのマナーが悪く、ゴルファーからクレームが増えればどうなるか。

ゴルフ場はフットゴルフを受け入れないという選択をするかもしれない。

それは決して大げさな話ではない。

競技者が増えることは、大会参加者が増えることではない。

フットゴルフができる場所を守ることにも繋がっている。

西日本にも、挑戦できる舞台が必要だ。

だから私は、関西や西日本でもジャパンツアーが開催されるべきだと思っている。

地元で代表選考ポイントを獲得できる環境があれば、挑戦する選手は増える。

競技者が増える。

コミュニティが大きくなる。

そしてフットゴルフができる場所も守られていく。

私はその流れを関西から作りたい。

最後に

夢にはお金がかかる。

これは事実だ。

でも、本当に必要なのはお金だけではない。

応援してくれる人。

支えてくれる仲間。

協力してくれるゴルフ場。

そしてスポンサー企業。

競技者だけではスポーツは成り立たない。

もしこの挑戦に共感していただける企業様がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡いただけると嬉しい。

フットゴルフの未来を、共につくっていけたらと思う。

Dear Wonderful Footgolf

夢には値段がある。でも、その価値は数字では測れない。

TKmasa

TKmasa

大阪フットゴルフ協会(OFGA)所属。 2018年より競技を開始。日本代表経験あり。
競技者として活動する一方で、関西地域での普及活動や大会運営にも携わる。年間チャンピオンに向けて一戦一戦が大事になってくることをひしひしと感じているこの頃。

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